教習はATとMTどちらにすべきか AT限定解除をしたからこそ言えること

ロードスター MTシフト

さて、大学が決まりこれから教習所に通う人が多いと思いますが、ATとMTで迷っている人もいるかもしれません。

 

私も車が好きなのでMTを取りたかったのですが、今の時代ほとんどの車がATで、ATならハンドル操作に集中できる、どうしてもMTに乗りたければ限定解除で取り直しなさい、と親に反対されまして、渋々ATにした次第です。

 

で、免許取得して2年後くらいに自分でAT限定解除をしたので、晴れてMTに乗ることができるようになったわけですが、はっきり言って、最初からMTで取るのと、限定解除で取るのでは全く違います!

 

資格的にはMTを乗れるということで同じですが、身に付き方が違うんです。

特にMTはクラッチが肝で、操作の仕方によってはエンストしたり、坂で下がったりして最悪の場合、事故になる可能性がATに比べ極めて高いです。

限定解除で取ったからこそ分かる両者の違いを詳しく述べていきたいと思います。

 

教習の時間がそもそも違う

 車種  時限(路上) 料金
 AT  31 (19) 282,300 
 MT  34 (19)  298,500
 限定解除  4 (0)  47,520

上の表を見てほしいのですが、時限は教室で受ける学科とは別に、車の教習を受けなければいけない最低限の回数です。(この回数は道路交通法で定められています)

見ての通り、MTと限定解除では30回の差があります。

もちろん、限定解除の受講者はATの講習は一通り終えていますから、また34回受けるのは内容的にかぶる点もありますが、何が違うかって「MTは34回クラッチの練習ができるのに対し、限定解除はたったの4回しかできないところなんです」

正確には高速教習が3時限入り、高速はATが用いられることが多いので、31回だとしてもこの差は大きいです。

 

更に、限定解除は路上がなく、教習所内を4回走って終わりです。

そのため、所内の速度も知れていますし、後続車のプレッシャーもありません(むしろこちらはAT免許は取っているので、逆に他の車に与えるくらいですw)

そして、所内は坂道発進のところ以外は、ほぼ平坦な道であることが多いので、予測が出来てしまい、信号で止まるときも下がってしまうかもしれない緊張感といったものを、あまり感じることがなく、スキルを磨く機会がほぼありません。

実際の道では、一見平坦に見えるところでも少し下がったりと、練習できるシーンが豊富です。

 

また、値段も初めて取得するときのATとMTの差は、約1.5万円ですが限定解除だと約5万円もかかります(限定解除は4~6万円が相場で、大体5万円前後が多いです)

なので、初めからMTを取るより3.5万円も割高になります。

(上の表の値段は、大阪の住の江ドライビングスクールを参考にしました。「住の江ドライビングスクール:料金コース

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教習内容

内容は、本当に初歩的で、所内を回って、S字、クランク、信号、坂道、踏切、くらいです。

S字やクランクに関しては、ATで何度もやっているので問題ないのですが、踏切や低速でのシフトチェンジのショックを和らげて走るのが、なかなかうまく行きませんでした。

 

でも無事に教習、検定ともやり直すことなく終え、「普通車はAT車に限る」という汚名を消してやるぜ!と意気揚々で免許センターへ。

免許センター

更新に必要なものは、

  • 教習所でもらう技能審査合格証明書
  • 汚名返上する免許証
  • 手数料 1450円

窓口で免許証を出し、忌々しい文字と別れを告げる。

待つこと数分。思いの外、早い。

ついにあの一文が消えたー!と思って、表を確認。。

 

そ、そんな馬鹿な。。。

何も変わっていない。。

裏を見ると、この欄は何のためにあるのだろうと思っていたところに、一行はんこ。(後ろの朱印は大阪公安委員会の略です)

免許証の表の、普通車はAT車に限る、の文字が消えると思っていたら裏に一行はんこを押されただけ。
。。。無念
それで、免許更新のときに無事、表から一文が消えました。

その後、初めて路上でMTに乗る

岐阜のトヨタレンタカーで86を借りる機会があったので、借りてみたらなんとMT。。

86こそ乗ったことはあるものの、初めての路上MTが86なんて。。

教習はコンフォートだったから、シートの高さも全く違えば、クラッチの硬さも違う。

動揺を何とか隠しながら「神様、仏様ー」と祈りつつ半クラで発進。

ひとまずお店から出ることには成功した。

どうか、坂道で止まりませんように、と思っていたら坂の信号で赤。。

止まるのは問題ない。

問題は発進するとき。。

信号が青に変わり、クラッチを半クラにすると同時にアクセルを踏む。

ダメだ。エンスト。。(信号が青なのにエンジン切っちゃうとか笑えない。。。)

もう一度トライ。少し進んでエンスト(もう泣きそう。。)

やり直す。焦りでアクセルを吹かし過ぎてロケットスタート。

何とか動けた。

走り始めて後ろを見ると、思いっきり空けてくれている(スミマセン…でも平坦の道ではそこまで空けなくても良いのですが。。)

この日は坂という坂をどれほど恨めしく思ったことだろうか。

それ以来、MTには乗っていない。。

(完)

トラウマになったというのもなくはないですが、それよりもMTを安価に借りられるところが少ない。

86も半日借りるだけで軽く1万を越えるので、練習の為に気安く借りられません。

本当にあの日は、何度も死にかけました。

なので、よっぽどの理由がない限り、いつかはMTを乗ってみたいと思っている人は、初めからMTを取ることを激しくお薦めします。

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