早朝の峠などで、たまに見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
レーシングカーのようなゴーカートのような独特のデザイン。屋根もドアも無いフルオープン。(乗り降りするにはフレームを跨いで乗ります。)
車に必要なのは、軽さと楽しさだけ。。。
今回は、個人間カーシェアリングで有名な、DeNAが運営するAnycaでロータス スーパー7を借りました。
車のレビューとAnycaの利用法を書いてみたいと思います。記事最後に2500円引きになるクーポンコードも載せていますので、しばしお付き合いください。(ちなみにクーポンを使うと、1日3400円で借りられてしまいます。)
車重620kg!
軽自動車ならまだしも、排気量1.6Lでこの軽さですから、普通の車と比べていかに軽いかが分かると思います。
コーナリングでは、カーブに吸い込まれていきます(笑)
エンジンルームはこんな感じです。
とってもシンプルです。あと、特徴的な剥き出しのマフラー。
必要なもの以外は全て取り除いたストイックなマシン。
ですが、乗り味は意外とマイルドなんです。フロントサスが路面の衝撃を適度に吸収してくれ、ガチガチのスポーツカーというより、大人のツーリングカーといったイメージです。
もうこのままドライブせずに返そうかと思った。
この手のスポーツカーって、足元がとにかく狭いんです。私は以前、AZ-1にも乗ったことがあり、そのときも狭いと思ったのですが、スーパーセブンは更に狭かった。
ちなみにAZ-1は軽なので狭いのは分かりますが、こちらは普通車。フロントが長いので足元も余裕があるだろうと思っていましたが。。
1枚目がAZ-1、2枚目がスーパーセブンです。
先に行くほど、どんどん狭くなっています。確かに、上から見ると長方形というより三角形ですね。
何が怖かったかというと、ブレーキが効かない。アシストは付いていないので踏力のみなのですが、少し幅広な靴だったためブレーキを踏むとアクセルも踏んでしまう。
なので踏んでも止まらないのです。しばらくはサイドブレーキに手をかけていました(笑)
加速がもの凄い車より、止まらない車が一番怖いですね。。。
ですが、しばらく乗っていると足の配置のコツがつかめてきます。親指の付け根でブレーキを踏み、小指のほうでアクセルを踏むみたいな。
軽いだけじゃない。粋な演出が大人のツーリングカー。
オーディオもない、屋根もない、ドアもない、目を三角形にしてコーナーをガチガチに攻める車、という見た目ですが、乗ってみると良い意味で裏切られます。
まずは音。低音が良い響きです。スーパーセブン、キャブ式なのでエンジンをかけるときはキーをひねりつつ、アクセルを吹かしながらかけます。
ここで、計器類を見てみます。
ハンドルは良い感じの小ささです。
ウィンカーは手動で、曲がっても自動では消えないので、自分で戻す必要があります。
こちらは左のメーターから順に、バッテリー、水温(多分。。)、反射して見にくいですがガソリンの計器になります。
フルオープンですが、一応ワイパーは付いています。
車内からはこんな感じで見えます。ルームミラーも付いていますが、タイヤしか映りません。
なので、サイドミラーで後方確認することになります。
あ、一応スーパーセブンということで、セブンです。。
あとはここに2-11もいれば完璧です。
http://www.ruleworks.co.uk/carguide/lotus-2-eleven.asp
お分かりいただけましたでしょうか(^_^;)
ギアはショートストロークですごく気持ち良いです。5速MTです。市街地でも3速くらいで十分余裕があります。
センターコンソールは革でお洒落です。
ちなみに、シートヒーターは残念ながらありませんが、足元からの温風はありますので、そこそこ快適です。そう、そこそこ。。
スイッチはシフトギアの奥にありまして、真ん中のつまみで強弱を調整できます。
フロントガラスが一応あるので、涙で前が見えないってわけではありませんが、横の窓がないので横からの巻き込み風がなかなかのものです。
ですから、冬のオープンカーは露天風呂で快適というのを想像していると痛い目にあいます。
手袋とネックウォーマーの類はあったほうが良いです。
クラッチですが、結構奥のほうで繋がります。私は今回もエンスト連発してました(笑)
さて、粋な演出ですがもう一つがこちら。
そう、ライトのところがメッキになっていて、空が映るようになっているのです。
元々オープンなのだから、いつでも空が見られるわけなのに、このライトのところに空を映す演出が良いですね。
高速などでタンクローリーが走っていると、後ろを走って自分の車を映したくなるような感じ。
そういうわけで、ついつい見とれてしまう。。なお、タイヤはライトの直下ではなく外側にあるので、お忘れなく。。。
Anycaはレンタカーでは借りられない車もリーズナブルに借りられる
ここで、Anycaの紹介に入っていきます。
Anycaについては以前に詳しくまとめた記事がありますので、良かったら参照ください。
簡単に説明しますと、一般的なレンタカーは「会社」対「客」のいわゆるB to Cで、車種が限られていたり、スポーツカー専門のところは値段が高かったり。
Anycaの場合は、車のオーナーとその車を借りたいドライバーの、C to Cのビジネスで、レンタカーでは置いていない旧車や珍しい車を、リーズナブルに借りられます。
それでは実際にAnycaで借りてみましょう。
Anycaでセブンを借りる方法
Anycaのホームページ、もしくはアプリから乗りたい車を検索できますが、今回はセブンのページのリンクを貼っておきます。(メンテナンスなどで一時的に借りられない場合があります)
https://anyca.net/car/12641
まずは、予約リクエストをする前にオーナーに問い合わせをします。(〇月〇日の〇時から〇時まで借りたいのですが、空いていますかといったように)
オーナーから了承があれば、予約リクエストで正式に予約をします。
開始、返却時間を選択し、支払い方法を登録します。
すると、料金が計算されます。
クーポンは自動で適用されるようになっていますが、反映されない場合は「anyca86」をクーポンコードとして入力してもらうと2500円OFFになります。
規約を確認し、予約リクエスト送信をします。
この後、再度オーナーから了承があると、このようなメッセージが自動配信されます。
予約詳細で、今回予約した内容を確認できます。
当日の自動車保険の証券番号なども、このフォームから確認できます。
なお、返却時間は早くても保険の終了時間は24時間単位となっています。
最後に、「確認事項」からキズの確認をします。当日、実際に現場でキズの説明がオーナーからありますが、事前に確認しておくことができます。
オーナーの車は15年以上も前のセブンですが、とても綺麗にされています。また、古い車ということでメンテナンスも定期的に必要で、たまに借りられないときがありますが、気長に待っていただければと思います。
※このオーナーはあまり乗る時間が確保できなくなったことで、残念ながら手放してしまい、現在はこの車を借りることはできませんが、Anycaには何台かスーパー7が出ているので、そちらを検討ください。