今年も桜の季節がやってきました。立派な桜の木は、その単体だけで美しく感じますが、桜の淡いピンクに淡いブルーをコラボさせてみるとどうなるのでしょうか。
水面に浮かぶ桜の島
正確には島ではなく地続きなのですが、この部分に桜がたくさんあり遠くから見ると桜の島のように見えます。オフシーズンと比べると、その違いが鮮やかです。
対岸に見える観覧車は、一度閉園したものの再度立てなおした遊園地です。閉園するまでは川の上をリフトが通っていました。
恵那峡 さざなみ公園
この桜の島は岐阜県の恵那峡というところにあります。恵那峡というのは、かの有名な福沢諭吉の養子である福沢桃介が、度重なる木曽川の氾濫を鎮めるために、日本初の水力発電所である大井ダムを建設したことによってできた峡谷美なのです。
ちなみにこちらが大井ダム。
1枚目の写真奥の、何とももどかしい中途半端な段差は、意図してこういう設計にすることで、水の勢いを減衰する役割を果たしています。
ちなみにダムの上は普通に歩けるようになっています。
また、大井ダムは1924年(大正13年)に建てられたことから、ちょっとしたところに大正建築の様式が残っています。
今の時代、こんな面倒くさいデザインには普通はしませんよね。
こちらはガス灯。
何か先ほどから桜ではなく、ダムの話になってしまってますね、すみません。。。ダムについては、内部も見学してきたので、別の記事で書きたいと思います。
ちなみにこちらが水力発電で使われている実際のサイズの水車。
普通に道端に置いてあります。
それで、先ほどのダムのところから撮った写真が、タイトルにも使っているこちらの写真。
30分おきにジェット船も走っていて、タイミングが合うと良い感じになります。
こちらもオンとオフのシーズンを比較してみました。
しかし、桜まで結構遠いので、ズームできるカメラだと面白い写真が撮れると思いますが、肉眼だとつまらないかもしれません。
ダムの行き方はこちらを参照ください。
それでは、今度は近くで見てみましょう。
撮った日が先ほどの写真と違って、この日は生憎の曇り空。なので、晴れた日はこれより綺麗なことは間違いありません。
ちなみに恵那峡はダム湖百選にも選ばれています。
また、この地に歌人の北原白秋も幾度となく訪れ、詩を詠んでいます。
さて、恵那峡には遊覧船が運航していまして、30分ほどのクルーズです。
遊覧船といっても時速50kmくらい出るので、風がある日は波しぶきが上がります。
私も乗ったことがありますが、最初の15分は流れに逆行するためエンジン全開なのですが、折り返して下ってくるときは、流れに身を任せるような速度なので少し退屈なうえ、恵那峡音頭という曲がなぜか流れるので、このような曇った日は拷問に近いですね。
季節によっては渡り鳥が見られますが、年中見られる景色としてこんなものがあります。
この写真の右側に石を積み重ねたような岩がありますが、こういった奇岩などがあります。
ちなみにこちらも船から見えるのですが、こんなところに21という数字が。。。一体何を表しているのでしょうか。(恵那峡に関係する数です)
私の写真よりも春らしい写真が、恵那峡遊覧船のページにありますので、良かったら見てみてください。
恵那峡遊覧船 写真ギャラリー
料金は大人1人1280円で、遊覧船の前でグループの写真を撮ってくれて、その写真をもらえるサービスが、確かあったと思います。
割引券をプリントアウトすれば1150円になります。
恵那峡遊覧船 公式ホームページ
恵那峡 夜桜
夜はライトアップもしています。
昼の顔とは違って、夜は妖艶な感じです。
恵那峡 藤棚
桜が終わると藤の季節になります。
見ごろ
恵那峡の桜は例年、4月10日くらいが満開になります。今年でいうと8,9日あたりがお薦めです。
藤は4月の末頃です。
行き方
中央道の恵那ICを降りてからの行き方をまとめました。
途中の「銀の森」というところは、柿のゼリーや栗のロールケーキ、パスタソースやジャムなど、ちょっと目新しいものが売っています。
周辺のお食事処・スイーツ
まずお食事ならこちらがお薦めです。ランチもやっています。
スイーツはこの近辺は栗が有名な地域なので、和菓子店や栗を使ったスイーツが豊富です。
和を楽しみたい方はこちら。
洋を楽しみたい方はこちら。
恵那峡の対岸に見える観覧車は恵那峡ワンダーランドという遊園地です。小学校低学年まで向けといったものがほとんどですが、大人だけしか楽しめないスリリングなゴーカートもあります。