海沿いの道もピンキリだと思うのです。海を見下ろすような高台の道を走って行き、海と高さが変わらなくなってくると、今度は砂浜や漁村に阻まれてくる風景、よくあるのではないでしょうか。
あるいは海の側でも、水が汚ければワクワクしません。今回は、その両方を満たしてくれる京都の道を紹介します。
ここが京都?!
京都というと、ほとんどの人が清水寺のような歴史ある町並みを思い浮かべるのではないでしょうか。京都は非常に南北に細長い県で、私たちが京都と思っているところは、南側の微々たる部分に過ぎません。
しかし、北側は軍艦で有名な舞鶴など、福井県のすぐ隣です。
ですので、京都の上のほうに行くと結構綺麗な海水浴場も多いです。
京都の上のほうで有名なスポットといえば、忘れられがちな天橋立があるのですが、つい最近までアクセスが悪い状態でした。
というのは、京都縦貫道という自動車専用道路は、大山崎から宮津まで通っているのですが、途中の丹波ICから京丹波わちICの間のトンネルの工事が難航し、2015年の7月に開通するまでは、一旦自動車道を降りて下道を走って、再度乗り直すという、非常に面倒くさい状況でした。
ちなみにですが、京都縦貫道は高速道路ではありませんので、80km/h制限です。そのため、調子に乗っていると私みたいに捕まります→罰金35,000円! 覆面パトカーに捕まるまでの一部始終をリアルに描写してみた。
北側に少し行くだけでこんなにも違う
縦貫道の与謝天橋立ICを降り、国道178を走って行きます。
こちらの写真は与謝野町役場から海のほうへ進んだ交差点のところです。
海、良いですね~。ただ、近くで見てみると。。。
ちょっと汚い。。。
この辺りの道は交通量も少なく、道幅が広いので車を止めやすいです。また、すぐ近くにかなり広い芝生の公園もあります。
この公園は阿蘇シーサイドパークという名前で、無料の駐車場もあります。駐車場の場所が少し分かり辛く、下の地図で示しているところにあります。
さて、国道178を走って行きますと、天橋立の駐車場への誘導係を横目に見ながら、トップの写真でも使用している場所が出てきます。
二反田という看板が目印で、この辺りにわずかに空き地があります。
浜辺に下りてみます。
先ほどの公園のところと比べ、かなり綺麗です。水も澄んでいます。
再び車を走らせます。
するとこのような道になります。
天気にもよると思いますが、海の色が青というよりも明るい水色なので、本当に解放感あふれます。
また、道も広く走りやすいです。
さてさて、このままどこへ行くのかといいますと、ここまで来たらついでに案内したいところがあります。
しばらく道なりに国道178を走って行くと、トンネルが出てきます。トンネルを2回通過したら「日出」という交差点があるので、そこを右に折れると伊根という、舟屋で有名なところになります。
舟屋というのは、普通は家の下のガレージには車を止めると思いますが、舟を止められるようになっています。
私が紹介したいのは舟屋もさることながらこちら。
そう、カモメです。(間近で見ると結構怖い顔してるんですよね。。)
実はこの伊根で遊覧船が運航していて、カモメに直接エサをあげることができるのです。エサを投げてキャッチしてくれるというレベルではありません。
文字通り、直接です。30cm圏内まで普通に来て、持っているエサを食べに来てくれます。
詳細はこちらにまとめています。
時間に余裕があるなら
まだ物足りないという場合は、もう一つのスポットも紹介したいと思います。
また国道178に戻っていただき、さらに北を目指して行くと、右側にモニュメントみたいなものが出てきます。二つ目のモニュメントでは、車と一緒に撮ると様になった写真が撮れます。
場所は蒲入(kamanyu)ロードパークというところです。車道から撮るような形なので、写真を撮る際は車に気をつけてください。
モニュメントからの景色はこんな感じです。
水平線が綺麗ですが、もっと綺麗な場所へとご案内します。
ロードパークからもう少し北上すると、経ヶ岬というところに着くのですが、そこに灯台があります。
この灯台は日本に5つしかないという巨大なレンズを使っています。ここからの景色は周りに遮るものがないので、格別でとても気持ちが良いです。
駐車場から灯台までの道のりが少しきついのですが、行く価値は十分あると思います。詳しい行き方はこちらにまとめました。